- HOME>
- その他婦人科手術
バルトリン腺嚢胞の治療・手術について
バルトリン腺嚢胞とは
バルトリン腺嚢胞とは、腟口の両側に存在するバルトリン腺からの分泌物が詰まることで形成される嚢胞です。通常無害ですが、時に痛みや不快感を引き起こすことがあります。
バルトリン腺嚢胞の原因
腟口に位置するバルトリン腺が粘液の排出障害を起こすことで、バルトリン腺嚢胞が形成されることが知られています。排出障害が起こる原因は特定されていませんが、稀に性感染症が関与するケースがあります。
バルトリン腺嚢胞の主な症状
多くの場合、目立った自覚症状は現れません。ですが、嚢胞が大きくなると、動作時に不快感を覚えたり、性行為中に痛みを感じたりすることがあります。また、外陰部の変形や腟口近くの異常な腫れによって、存在に気づくケースもあります。
嚢胞内で感染が起こった場合、激しい痛みや発熱、圧痛、赤みや分泌物の変化などの症状が現れることがあります。
バルトリン腺嚢胞の治療方法
軽微な腫れや症状がない場合のバルトリン腺嚢胞は、経過観察となることが多いです。症状が現れた場合、炎症を緩和させるために抗菌剤や、痛みの軽減のために消炎鎮痛剤が処方されることがあります。
膿瘍が形成された場合や症状が強い場合には、嚢胞の内容物を排出するための切開や針穿刺といった外科的処置が行われることもあります。さらに再発を防ぐために、バルトリン腺造袋(開窓)術が選択されることもあります。
天王寺駅から徒歩すぐのおおつかレディースクリニックでは、バルトリン腺嚢胞の手術に対応していますのでお気軽にご相談ください。