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緊急避妊ピルとは
避妊率98%の高確率
緊急避妊ピルは、避妊に失敗してしまった時や性交渉を持った後にいわゆる「危険日」であることがわかった時などに、緊急的に対処する方法です。
避妊効果
緊急避妊ピルの「妊娠しない確率」は98%と非常に高確率です。なお、服薬時間別の妊娠回避率は以下の通りとされています。
- 24時間以内:99%
- 25時間から48時間以内:98%
- 48時間から72時間:97%
ただし、避妊率は100%ではありません。通常は2週間以内に生理がありますが、内服後20日以上生理が来ない場合には妊娠の可能性がありますので、すぐに大阪市天王寺のおおつかレディースクリニックへご連絡ください。
副作用
緊急避妊ピルの副作用は、不正出血、吐き気、肌荒れ、乳房のハリ、下腹部の腹痛、頭痛などです。
不正出血
ピルを服薬すると、生理予定日よりも早くに少量の出血が見られることがあります。
吐き気
ピルの副作用として多いのが吐き気です。ただし、吐き気があっても嘔吐までするケースは稀です。
肌荒れ
配合されているホルモン量が多いことから、肌荒れを起こしやすいと言われています。
乳房のハリや倦怠感など
通常、いずれも軽度なものと言われています。ただし、近年は副作用がかなり軽くなっていますので安心して服用することができます。
緊急避妊ピルの種類
ヤッペ法
ヤッペ法とは、「プラノバール」という薬を処方後すぐに2錠、12時間後にさらに2錠飲むことで妊娠を防ぎます。副作用(吐き気)が出やすいため吐き気止めと一緒に処方されることが多いのが特徴です。
レボノルゲストレル法
レボノルゲストレル法は、「レボノルゲストレル」もしくは「アイピル」のどちらかを72時間以内に1錠服薬することで妊娠を防ぎます。服用回数の少なさや副作用が少ないことがメリットです。
当院では主に、このレボノルゲストレル法を採用しています。
ウリプリスタール法
この方法では、120時間以内に1錠薬を飲むことで妊娠を防ぐことができます。子宮筋腫の治療に使われることもある薬で、副作用の少なさがメリットです。
服薬時の注意・内服後の過ごし方
服薬の際の注意点
緊急避妊ピルを服薬する際には、次のことに注意しましょう。
- 性交後72時間以内に服薬するのが基本です。早めに服薬すればそれだけ高い避妊効果が期待できるようになります
- 服薬量は、必ず医師の指示を守りましょう
- 次の生理までの性交で、妊娠する可能性はあります。コンドームなどによる避妊は必ず行いましょう
- 予定日を1週間過ぎても生理が来ない場合には、妊娠検査薬を使用しましょう。また、産婦人科を受診してください
内服後の過ごし方について
- 緊急避妊ピルを服薬した後は、80%以上の方が生理予定日から2日後に消退出血が起こります
- 95%以上の女性は生理予定日の7日後以内に生理のような出血があるとされています
- ピルの服薬後から出血が確認できるまでは、性交渉を避けるようにしましょう
- 生理予定日から1週間以上遅れている場合や、通常よりも出血量が少ないには参事婦人科を受診しましょう
- 生理予定日に出血があっても、妊娠初期の不正出血である可能性があります
何かあればすぐにご相談を
緊急避妊は、様々なことが不安になります。なかなか相談できる相手がおらず、自分で抱え込んでしまって服薬できる時間を過ぎてしまうケースは珍しくありません。
ピルの服薬は、早ければ早いほど効果が期待できます。少しでも気になる方、心配がある方はすぐに大阪市天王寺のおおつかレディースクリニックまでご相談ください。